The word 「とまりぎ」 2003年12月
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神社の鳥居 2003.12.27
神社の入り口に必ずあるのが鳥居。しかし、あの鳥居にはどんな鳥がいるのだろうか?
実は鳥居というのは「鳥が居る」という意味で、鳥の止まり木なのです!
この鳥居に止まるのはニワトリです…。 天の岩戸の伝説をご存知でしょうか?
そこには「天の岩戸にこもっていた天照大神が岩戸から出た時、闇に包まれていた高天原に
再び日の光が射し、高天原中のニワトリがいっせいに鳴いた」という内容が書かれています。
昔からニワトリは、悪霊や災いに満ちあふれた夜に終わりを告げ、明るい朝の光を呼び寄
せる神聖な鳥としてあがめられていました。
一口に鳥居といっても、その形は千差万別。一説によると、鳥居の形には17種類もあります。
ちなみに、お稲荷さんに鳥居が並んでいるのは、願いが叶った場合に御礼として鳥居を奉納
する習慣があったためですよ!
正月には近くの神社に出向いて、初詣でもしてみませんか?
Xmas ・ X’mas? 2003.12.22
クリスマスはみなさんご存知の通り、イエス・キリストの降誕祭です!
日本では、恋人たちの日のようにもなっていますが……。
そんなクリスマスですが、英語で書くとどうなるのでしょうか?
本来であれば「Christmas」と書きますが、これを省略して「X’mas」と書くことがあります。
前者と後者では、省略のされ方がおかしい気がしますが、一体どういうことなのでしょうか?
ギリシャ語で、「キリスト」を意味する言葉は「khristos(クリストス)」で、この単語の頭文字
の「k」がギリシャ文字で「X(カイ)」であることから、「Xmas」が使われたようです。
しかし、公式には「Xmas」という省略形は使用しません。
ところで、お気づきでしょうか。「X’mas」と「Xmas」の違いを。
『’』があるかどうかの違いです。街中ではどちらの単語も同じように使用されており、
どちらも正しいような気がしますが、「Xmas」が正しいようです。
「’」は、省略の意味を含んでいるのでしょうが、本来は必要のない文字です。
クリスマスって、キリスト教関連の行事ですよねぇ…。
日本にどのくらい、キリスト教の人がいるのかは分かりませんが、日本のクリスマスって
なんなのでしょうね〜、ビジネスなんですかねぇ……。
25日はキリストの生誕祭です。あなたもクリスマスイベントに参加してみませんか?
12月「師走」 2003.12.18
12月は「師走」……。 先生やお坊様も走る季節で〜す!
パソコンの画面で「走っているもの」をご存じですか?
文字入力時に入力位置を示す「カーソル」は、「走るもの」という意味ですよ。
「走る」と「歩く」の違いは、両足が空中に浮いている瞬間があるか、ないかです。
これだけの違いですが、「走る」は「歩く」の2倍程度のカロリーを消費し、「走る」の着地時の衝撃は、
体重の2〜3倍程度にもなります。
どんなに忙しくても、走る前には準備体操をして、無理のない程度にお楽しみ下さい。
12月22日は、1年で最も昼の短い日「冬至」です。
毎日忙しいあなた! 日頃の疲れを柚湯でほぐして、リラックスしてみませんか?
カキの生食用と加熱用 2003.12.11
カキの生食用と加熱用の鮮度は同じですが、養殖場所や処理過程が違うのであります。
生食用の養殖は、 海水中の細菌数などが食品衛生法の一定基準を満たしている海域でなければ
行えません。
カキに含まれる大腸菌も100グラム当たり230以下、一般の細菌数は1グラム当たり5万以下が条件です。
そのため紫外線で殺菌した海水につけたり、出荷前に滅菌処理を施したりします。
こうすれば、カキが海で食べてきたものが全部体外に出ます。
これに対し、加熱用は基本的には取れたままの状態ですよ!
ただ、コクやうまみは生食用より多いので、火を通して調理する分には加熱用の方がお薦めで〜す。
両者ともビタミン、ミネラル、食物繊維などを豊富に含んでいますが、その量はいずれもブロッコリー
やカリフラワーよりは多いそうです。
寒いときはカキ鍋が美味しい時期ですね〜、さっそくカキ鍋でも食べてみませんか?。
風邪 2003.12.05
冬になると毎年のように「インフルエンザが大流行」というニュースを聞きますね!
今年はインフルエンザだけでなく、SARSの問題も出てくるかもしれませんが、なぜ冬にだけ風邪や
インフルエンザが猛威をふるうのでしょう?
全国にある衛生研究所の調査によると、7月や8月にもインフルエンザウィルスは 発見されています。
冬の寒い時期に風邪やインフルエンザにかかりやすいのは、人間の ほうに原因があるようですよ!
一つは寒さ。気温が下がると、どうしても体温も下がり気味になります。
すると血行が 悪くなり代謝が鈍って、細胞の一つ一つに酸素が行き渡らなくなり、
身体全体の免疫 力が低下してしまうのであります。
そして、もう一つは空気の乾燥で、冬場は太平洋側の湿度が20%以下になることもあります。
ウィルスは乾燥した環境をよく好み、運動が活発になるというわけです。
鼻や口 を乾燥させないという意味では、マスクをすることは大いに理にかなっていますね。
あなたも今年は風邪をひかぬよう、自己管理をしてみませんか?
霧と靄と霞の違い 2003.12.01
霧(きり)と靄(もや)と霞(かすみ)はよく似ています。 どんな違いがあ るんでしょうか?
まず「霧」は水蒸気が凝結して微小な水滴となり、大気中に 浮遊しているもので「雲」と同じものです。
違いは霧が地面や海面に近いと ころを浮遊しているのに対して、雲は大気中の高い所を浮遊している
という ことだけです。 では靄は? 靄は霧と同じもので、その別名に過ぎません。
ただ、気象学の上 では、両者ははっきり区別されています。
区別の基準は視界距離で、どれだ け見通せるかによって区別されています。
気象学上、水平視界が1km未満 のものを「霧」、1km以上のものを「靄」と呼んでいます。
さて、最後に「霞」です。霧や靄に似ていますが、実はそうなんです。
「霞」 は霧や靄などによって空がぼんやりして遠くがはっきり見えない、その状態 のことをいいます。
別に、気象学上の用語ではありません。 ちなみに、古くは春秋いずれの季節に立つ霧のことも霞とか
霧といっていま したが、現在の俳句の世界では、春に立つものを霞と呼び、秋のものを霧と 呼んでいます。
つまり非常にややっこしくて分かりにくい話ですが、早い話が全て同じものなので〜す。
内田定雄の「The word 」です。ご意見ご感想等がありましたら、メールか掲示板でお願い致します。
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