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太田さん

      The word 「とまりぎ」   2004年02月

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                       うるう年(閏年)は4年ごと?       2004.02.25

 1年は365日ですが、実際は地球が太陽を1周するのに365.2422… 日かかるのです。

 この差を補正するために4年に1度「うるう年」にし、1日加 えますがそれでは加え過ぎとなり、少しずつズレが

 できます。ズレは400年 に約+3日になります。

 それを調整するため4で割り切れる年をうるう年とするだけでなく、400で割り切れない100の倍数年を平年

 とします。(例えば 1900年、2100年は平年で、2400年は「うるう年」です。)

 したが って、2100・2200・2300年をはさむ「うるう年」は8年目に来る ことになるんですよ!

 こうすればズレは非常に小さくなり、1万年で3日ほどにな ります。

 この方式は1582年にグレゴリオ13世が制定した暦によるもので、 これをグレゴリオ暦と言います。

 現在、世界のほとんどの国で使われていま〜す。

 「うるう年」の漢字は、『閏年』で、 「閏」の漢字には、“あまり・余分”という意味があります。

 「潤」の漢字は、余分な水分があり“うるおう”となるのです。

 「うるう」という読みは、「潤(うるおう)」と「閏」を書き間違えたことから、「うるおう→うるう」ともじってつけられました。

 今年はうるう年ですね〜、一日得した感じですか? いや損した感じですか?

                       春 の 言 葉               2004.02.18 

 日差しがだいぶ強くなり、めっきり春めいてきましたね〜!

 春に関係する言葉ですが、天気予報などで耳にしたときなど、 より身近に春を感じて戴けたら嬉しいですね〜。

 ◆春一番[はるいちばん]

 春先に初めて吹く南よりの強風のことで、気象庁では以下の4つの条件を満たしている風を「春一番」と呼びます。  

   1.立春から春分の間               2.日本海で低気圧が発達している  

   3.南寄りの8メートル以上の強風        4.強風により気温が上昇

 ◆三寒四温[さんかんしおん]

 冬に寒い日が3日続き、次に暖かい日が4日続くことを言います。

 実際には、このように規則正しい現象が現れることは少ないため、 冬から早春にかけて、寒暖を繰り返す陽気

 のことを指すことが多いです。

 ◆東風[こち]

 東から吹いてくる風の中でも、特に春に吹く風のことを言います。

 東風が吹くと、悪天候の前兆であることが多いのです。

 ◆春あらし・花あらし・五月あらし

 春に激しく吹き荒れる風や雨のことを表す言葉です。 中でも、桜の花の咲くころの風雨を「花あらし」、

 5月頃の台風のような暴風雨を「五月あらし」と言います。

                      卵の殻色              2004.02.14

 鶏卵は何十年もの間、価格にほとんど変化のない「物価の優等生」と言われていますね!

 そんな鶏卵でも最近変化しているのが殻の色で〜す。

 以前は白ばかりだったが、徐々に増えてきているのが赤色(褐色)の卵。

 なんとなく優れた栄養価を持つイメージ がありますが、実際はどうなのでしょうか…?

 結論から言えば、飼育法やエサに工夫をして作る特殊卵を除いて、殻の色による栄養価にほとんど違いはありません。

 殻の色は主に鶏の種類の違いによるもので、最も流通の多い白い卵は白色レグホン系の鶏、褐色の卵はロー

 ドアイランドレッドなどの鶏から生まれたものですよ!

 元々は白い羽の鶏からは白い卵、褐色の羽の鶏から は褐色の卵が生まれていましたが、現在は品種改良が

 進み一概には言えませんね〜。

 褐色の卵の流通量が少なかったのは、その卵を産む鶏の飼育が大変だったこと、 白色レグホン系に比べて卵

 を産む数が少なかったことが原因でした。

 然し、こちらも品種改が進み、環境に強い品種として褐色の卵を産む鶏の飼育が盛んになった結果、褐色の卵

 の流通量が増えたというわけで〜す。

 あなたもたまには、安くて栄養価の高い卵料理でも食べてみませんか?

       バレンタインデー(2月14日)とホワイトデー(3月14日)    2004.02.11

 3世紀のローマ、当時の皇帝クラディウス2世は強い軍隊を作るため、兵士たちの結婚を禁止していました。

 しかし恋愛による結婚禁止に反対したバレンタイン司祭は、皇帝の命に背き多くの兵士たちを結婚させたため

 皇帝によって殺されてしまったんですよ!

 そしてこの殉教の日が西暦270年の2月14日なのです。以来「聖バレンタインデー」は司祭の死を悼む宗教的

 行事、ローマカトリック協会の祭日になっていました。

 これが14世紀頃になると、愛の告白をしたり、プロポーズの贈り物をする日へと変化してきたので〜す。

 日本でのバレンタインデーは、女性から男性へ愛の贈り物としてチョコレートを贈る日、として定着してきますが、

 この始まりにはいろいろな説があり定かではありません? いずれにしろ昭和30年代になって、さまざまなプロ

 モーションが活発化したのは事実のようで、今日の「バレンタインデーは、女性から男性にチョコレートを贈る日」

 という習慣が根付いたようであります。

  3月14日ホワイトデーのいわれは、バレンタイン司教の殉教からひと月後、その男女はあらためて二人の永遠

 の愛を誓い合ったという話に由来します。 この故事はヨーロッパをはじめ世界中の多くの人々に語り継がれて 

 「ポピーデー」「フラワーデー」「ホワイトデー」「クッキーデー」などと呼ばれてきました。

 日本では当初は「マシュマロデー」と呼ばれたりしましたが、「若い人たちの爽やかな愛には白がぴったり」と、

 「ホワイトデー」に決められました。この日は男性から女性へのお返しの意味も込めてプレゼントされてますね〜。

 ホワイトデーの後にオレンジデー(4月14日)というのもあるんですよ!

 バレンタインデーに女性から男性に贈り物をし、ホワイトデーに男性から 女性に贈り物をしてお互いの愛情を確か

 め合ったら、今度はこの日にオレ ンジ色の贈り物をもって相手を訪問して仲良くしてください、というもので〜す。

 ホワイトデーもいわば便乗商法ですが、オレンジデーはさらにその先の 「3匹目のドジョウ」をねらったようなもので、

 実際問題としてほとんど 定着していませ〜ん…。

                     「かまぼこ」と「ちくわ」         2004.02.09  

 平安時代に、魚のすり身を丸い竹に塗りつけ、 焼いたものが誕生しました。

 その形が、池や沼に生えている「蒲(かま)の穂」という 植物によく似ていたことから「かまぼこ」と名付けら

 れたのですよ! そして漢字で「蒲穂子」とも書きました。

 今もよく見かける、板付きの「かまぼこ」は、室町時代から作られるようになり、いつの間にかこの板付きの

 形の方を、「かまぼこ」と呼ぶようになったので〜す。

 そして、元々作られていた丸い竹に塗りつけて焼いていたものは、その切り口が竹の輪に似ていることから、

 「竹輪(ちくわ)」と呼ばれるようになったとさ……。

 つまり「ちくわ」と「かまぼこ」は、形によって呼び名が変化したものだったんですよ〜。

 さらに「半片(はんぺん)」は、魚のすり身がまだやわらかいうちに半分に切って、平らにしたものです。

 こうして、半片という名前が付けられました。

 寒い夜は「ちくわ」や「はんぺん」を入れた、あったか〜い 「おでん」でも食べてみませんか?

                      ジンギスカン料理           2004.02.04   

 モンゴルの英雄・ジンギスカン(チンギス・ハーン)は日本でもその名を知られていて、鎌倉時代の後期に蒙古

 軍が日本へ襲来したのも、大河ドラマでなどで知られるところです。

 有名な話では、源義経が平泉では死なず、大陸でジンギスカンになったという伝説もあるようですね〜。  

 ジンギスカン料理は、広辞苑によると「鉄串または金網を炉の上に渡し、焚火あるいは炭火の上で羊肉の薄

 切りを付け焼きにして食べる料理」とありますが、本当のジンギスカン料理は、羊を丸ごと焼く豪快な料理で、

 モンゴルの王であるチンギス・ハーン(ジンギスカン)が雪原での戦いのとき、軍隊の力を蓄えるために羊の肉

 を丸々あぶり焼きにして、兵に食べさせたという伝説があります。  

 それをヒントに、専用の半球状の鉄板を使い、羊の肉でバーベキューをするジンギスカン料理が日本で考えら

 れたのです。

 日本でのジンギスカン料理は、ジンギスカンが考えたのではなく、日本で考えられた料理なのでした。

 たまには、ジンギスカン料理でも食べてみませんか?

  内田定雄の「The word 」です。ご意見ご感想等がありましたら、メール掲示板でお願い致します。

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